第11章 明けた朝
「うるせェ!!俺はお前らの赤子なんてっ…」
そう言い振り向いた不死川の目に入ったのは、自分と瓜二つの赤子の姿。
「…!?え…!?は…はぁ!?」
困惑する不死川を見て一気に罪悪感を覚える星波。
「ご、ごめんなさいっ勝手に産んでしまってっ…嫌ですよね…ごめんなさい。…実弥さんにはご迷惑はおかけしません!もう二度と会いに来ませんので、どうかお元気でっっ」
そう言い杏寿郎から泣いている風弥を受け取ると、そのまま立ち去ろうとする星波。
「おィこら待てェ…」
はぁーーっと深くため息をついた不死川に身体を強ばらせる星波。