第10章 無限城
「実弥さんっ…義勇っ…みんな…」
祈りながら時計を見つめる。
まだ20時…
「星波、体に障る…少し休んだ方が…」
「いえ、でも。……っっ!?」
「どうしたっ!?」
「…!?!?いえ…なんでもないです。」
腹に妙な違和感を感じたような気がした星波だったが、気のせいだと思い心を落ち着かせる。
「やっぱり少し疲れてしまったみたいです。少し横になります。」
「俺は夜食を作ってきます!」
「千寿郎ありがとう。星波、知らせが入ったらすぐに起こしてやるから安心しろ」
そう言われ目を閉じる星波。