第9章 柱稽古
この頃になると少しずつ隊士達が増えてきて、炭治郎も杏寿郎のところに来ていた。
「煉獄さん!よろしくお願いします!星波さんもお久しぶりです!あれ、ここで何をしているんですか?」
「久しぶりだな溝口少年!星波は俺の家に住んでいる!」
「え、え、ええっ!?そうだったんですね!噂は本当だったんだ…」
あまりの驚きに名前を訂正することを忘れる炭治郎。
「噂?」
「あ、いえ!なんでもないです!」
クンクン
(そういえば義勇さんの家に一緒に言った時も思ったけど、星波さんの匂いが変わった…?なんだろう。懐かしい優しい匂いだ…)
ひと月ほど杏寿郎の鬼稽古を乗り越えた炭治郎は、次の不死川邸へと向かう。