第8章 緊急柱合会議
「チッ、そんな簡単なことでいいのかよォ」
「これを簡単と言ってしまえる簡単な頭で羨ましい」
「何だと?」
「何も」
義勇と不死川がケンカを始めてしまいそうだったので、不死川の羽織をちょんと引っ張る星波。
「では、痣の発現が柱の急務となりますね」
「御意。何とか致します故、お館様には御安心召されるよう、お伝え下さいませ」
「ありがとうございます。ただ一つ、痣の訓練につきましては、皆様に御伝えしなければならないことがあります」
「…なんでしょうか?」
「もう既に痣が発現してしまった方は選ぶことができません。痣が発現した方は、どなたも例外なく二十五歳を超えるまで生きられないとされています…」
みんなは言葉を失い、会議が終わる。