第7章 刀鍛冶の里
「不死川さんっ…夜分にすみません。星波です!いらっしゃいますか?」
しーんと静まり返る不死川邸。
任務かな、そうだよね…と肩を落とした星波は、帰ってくるまで待とうと思い門の前に腰を下ろす。
「里のみんなは大丈夫かな…」
不安を抱えきれず気持ちが焦り落ち着かない。
こういう時に不死川を選んだ自分の行動に、ようやく気持ちを確信する星波。
(私、不死川さんが好きなんだ…)
(でもいろんな人と関係を持ってしまった私なんかより、不死川さんにはお似合いの人がいるはず…知らなかったとはいえ弟とまで…はぁ。私なんて隣にいる資格もないよね…)
悩み疲れた星波はいつの間にか眠ってしまっていた。