第6章 日輪刀
「激しくしてしまいすまない。身体辛くないか?」
かあぁっと頬を染める星波はこくんと頷くと、杏寿郎が星波の身体を拭きながらふと言葉を漏らす。
「激しくしすぎてしまったな。父上や千寿郎に聞こえていないといいのだが。」
星波は、ハッとしてここが煉獄家であることを思い出す。
「いやーっっ!!!帰りますっ今すぐ去りますっもう顔を合わせられませんっっ」
あわあわと慌て出す星波をなんとか宥め、すまなかった、からかっただけだと弁解したが、星波は落ち着かない様子で目を泳がせている。
「大丈夫だ!聞こえていない!さぁ寝よう。」
抵抗する星波を抱きかかえ星波の部屋へと向かう。
シーツが汚れてしまったのでな!と笑う杏寿郎に再び星波は目眩がしそうになったが、もうなるようになれと諦め、2人で星波の部屋で眠りについた。