【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった
第60章 パンクハザード
ボン!!ボボン!!
「銃弾!?」
「何で銃弾がこっちへ!!?」
「撃った弾はどこいった!?」
「撃った弾はそれだ。そっちの雪と入れ替えたからな。」
自らの放った弾に襲われるG5。
「無敵かよあんにゃろォ〰️〰️!!!」
「伏せろ!!また全部ブッた斬る気だァ!!!」
「あいつの斬撃は受け止めようがねェ!!大佐ちゃん逃げろォ──!!」
長刀を振り上げたローを見てG5はたしぎに向かって叫んだ。
ギィン!!
「!!!」
「うおォ──!!!スモやァ──ん!!!」
間一髪でローの一撃をスモーカーが防いだ。そして煙と化したスモーカーはローを捕え地面に叩きつけた。
ボコォン!!
「!!」
ボキィッ!!!
捕らえたローに十手を向けたスモーカーだったが、いつの間にかローは木片とすり替わり仕留めることは出来なかった。
「嫌なエネルギーを感じる…」
「……」
ローは気付いた。
「海楼石だな──その十手の先…!!」
ギィン!!
再び向けられた十手を今度はローの鬼哭が弾いた。
───
ローとスモーカーの戦闘は続いた。激しさを増す戦闘に巻き込まれまいとG5の面々はたしぎを連れその場を離れた。
「ここがお前に必要か?裏に誰かいるな…!?」
「!」
「この島で何を企んでる!!!」
ボボウン!!
「──じゃあお前から答えろ!!!ハァ」
ローは質問に質問で返した。
「お前らは何を企んでる…」
ハァ…
ローの能力で現れた大きな岩をスモーカーの十手が貫きロー目掛けて真っ直ぐ突きの軌道を辿った。だが、ローはその動きを読んでいた。
「場所を変えなきゃ…見えねェ景色もあるんだスモーカー…」
そして勝負に出た。
「"メス"」
ドォンッ!!
ハァ…ハァ…
「……!!!」
心臓を抜き取られたスモーカーはその場に崩れるように倒れた。
「何一つ…お前に教える義理はねェ…」
ローは心臓を仕舞うとその場を離れようとしたが、聞き覚えのある声が遠くからした。
「ホラこれ軍艦じゃねェか!!」
「じゃあ海軍が来てんのか!?」
「えー!?さっきまでここには何も…あそこに誰かいるぞ!!」
「……麦わら屋」
「あれ〰️!!?お前は〰️っ!!!」
ノーテンキな男の顔を見た時、ローの中で繋がった。
───これだ、漸く揃ったぜ…コラさん