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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第6章 CP9


カレンが用意した夕食を摂った後、ミスティは自室の机に向かい今までの情報等を纏めていた。

今回の任務はニコ・ロビンの情報入手と救出だが、あくまでもミスティの単独任務。革命軍は革命軍で別に動く為、現場での采配は全て自分にある。少しでも判断を誤ればニコ・ロビンと自分の命はない。

明日からは普通にCP9としての任務をこなしながら自身の任務を遂行せねばならない。

(今日は早く寝よう…)

ミスティはシャワーを浴びベッドに横になった。

今日はメンタル疲労が半端ない。周囲への警戒を常にしなければならず現に今も継続中だ。敵陣なのだから仕方ないがこれが潜入任務の地味に辛いところ。

でも、良いこともあった。歳の近いコリンやカレンに会えたこと。コリンは部隊は違うけど話は出来そうだし…

(そう言えばもう1人居たな…)

ミスティは船での出来事を思い出し辛辣な言葉を浴びせてきた男について考えた。

『スティルハート・レイン…』

口数は少ない男であったが、初対面でいきなりあんな事を言われたのだ。当然ミスティの中での印象は良くなかった。コリンの憧れの人のようだが、今のところ理解できない。

(…でも強い)

戦う所を見た訳ではないが、あの男の雰囲気というか纏う空気が強いと言っている。下手したらフクロウ達よりも強いかもしれない。見た目から20代前半ぐらいだろうか。子供の時のコリンを助けているなら入隊はかなり早いのかもしれない。
幸い、部隊も違うので関わりは殆どないと思うが、目をつけられたら色々困る。隙を作らないよう気をつけようと心に決めミスティは襲ってきた睡魔に逆らうことなく意識を手放した。


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