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【ONE PIECE】私の居場所~アナタの隣に居たかった

第6章 CP9


コリン達と分かれたミスティは司法の塔に来ていた。

『この度、CP9への配属を仰せつかりましたロゼ.・ミスティです。』

「CP9へようこそ、ロゼ・ミスティ。我々は歓迎する!」

(コリンの言う通り…弱そう)

目の前のスパンダムを見て己の所属する部隊の長官と思うと残念な気持ちになった。


──ガチャッ

?「長官、そいつが噂の新入りですか~?…っ!!良い女だ///」
?「よよぃ!!新入りとはァ~~~っ!!あ~~~女だったのかァ~~~っ!!」

拳法家のような衣服を身に纏った男と歌舞伎のような様相をした男が入ってきた。

(この人達がCP9…長官も含め威厳を感じない見た目だけど、強さはある程度…ハッ!?)

シュッ!!

ドカァーン!!ドシィ…ン!!

「なっ!?」「よよぃ!?」「はぁー!?」

気配を感じ身体を捻り後ろに飛んだミスティを見て3人は驚いた。

(((避けた!?)))

?「チャパパ、避けられてしまったー」

『…?』

感じた気配の正体は巨大な風船のような男。ミスティが避けた為、壁に突っ込んだ男はムクっと起き上がり避けられたと言いながら何故か嬉しそうだ。

?「"六式"剃の達人である俺のスピードを見切るとは見所がある!チャパパ」

?「よよぃ!!たァ~~~しィ~~~かァ~~~…」

?「クマドリ、お前うるせぇよ!てか、"手合"は避けたら意味ないだろ!道力が分からねぇ」

?「チャパパ、おぃ!女!俺を殴るか蹴るか、自信のある方で1発ヤレ!!」

『はっ?えっ、ですが…』

(何なの?こいつ?自分をやれってどういうこと?)

?「"六式"遊技!手合っ!!」

?「おい、早くヤレ!思いっきりだ!」

拳法家風情の男に急かされたミスティは軽く身体を捻り重心を軸に力を右脚に乗せ振りかぶった。

ボカァーン!!

風船男が吹っ飛んだ。周りを見ると残りの2人はほーっと満足そうだったが、長官は顔面蒼白だった。

?「暴くぞ暴くぞ!!お前の強さ!!女…500道力!!」

?「まぁまずまずだな」
?「見事なァ~~~蹴りだァ~~~」

?「武器を持った1人の衛兵の強さを"10道力"とする。500ならまずますだ!チャパパ」

「いや、500もあれば十分超人だ!!」

?「長官の道力は"9"だー」

チ──────ン
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