シロイ、ヒカリ / Hunter×HUNTER カイト夢/
第3章 長い、夜 *カイトサイド
俺の言葉に、真っ赤になるケイ。
それが可愛くて、耳元で更に言葉を重ねる。
「…あんな甘い声、俺以外の誰にも聞かせたくない」
息がかかったせいか、言葉のせいか、ケイが真っ赤な顔で目をきゅっと閉じる。
その瞼にもキスする。
そっと頰に手をあてると、指先で顎のラインをなぞって唇に触れる。
紅く、柔らかな感触に奪いたくてたまらなくなるが堪える。
下唇をなぞるとケイの熱い息を感じて、キスして欲しそうにわずかに開いた。
長い睫毛が切なげに揺れて、うっすら目を開いたその顔が、ぞくぞくするほど色っぽい。
指はそのままにして、耳に唇を近づける。
ぺろ、と舐め上げると、くすぐったいような声を出して逃げる。
逃さずにキスし続けると、音に反応してか、微かに声が漏れ出した。
「…ケイも、あんな可愛いこと、言うんだな」
今度は反対の耳を攻めながら、囁く。
「………んんっ…
な……に…?」
「言っただろう?
明日、少しでも会いたいって」
ちゅ、と耳の下の白い首筋にキスする。
「可愛い」
「……っ……
耳のそばでいうの、反則……っ」
どうやらケイの感じるのは耳らしい。
その反応、一つ一つが可愛くて愛おしい。
「カイト…」
「ん?」
「キス、して…」