シロイ、ヒカリ / Hunter×HUNTER カイト夢/
第11章 一緒にいる、場所
「信じられない…」
「…悪い」
「カイトの…ばか」
「すまん」
「ばかばかばかばかぁっ!
…ダメって言ったのにっ」
頭まで布団にくるまってそっぽを向いた私の後ろから、カイトが謝ってきた。
「気持ちよすぎて…
まるで頭になかったんだ」
カイトの熱い欲を感じて、
はっと気づいた時には遅かった。
カイトを見ると、起き上がった私を不思議そうに見てから、しまった、という顔になる。
なかで、出されちゃった…
そんなわけで今に至る。
「まだ子どもはいらないって言ってたのに…」
布団を被ったままボソボソと呟く私を、カイトが上からポンポン、と叩く。
「いらないとは言わんぞ。
まだ足りないって言ったんだ」
「今はまだ、ってことなら同じじゃない」
「ケイとの子どもなら、いつでも歓迎だ、とも言った」
「……っ」
ますます布団から出づらくなり、小さく丸くなる。
セックスしてる時より、こっちの方が恥ずかしい…
真顔で言ってるに違いない男の顔を想像するだけで…
ううううううぅ…
カイトの、ばかあぁぁぁっ!