シロイ、ヒカリ / Hunter×HUNTER カイト夢/
第1章 甘い、キス
「…まぁまぁ。そう怒らないで。
ジンさんの人が悪いのはいつものことじゃない」
「俺はもう二度と、あの人を師匠とは呼ばん」
パソコンを打ちながらなだめる私に、カイトはムスッとしながら言った。
ま、しばらく機嫌悪いのは仕方ないかな、と思いながら報告書を作っていると、
「ケイとの子どもなら、いつでも歓迎だがな」
「ふぁっ?!」
カイトの言葉に思わず送信キーを押してしまった。
「あああああっ!?」
「どうした?」
急いで訂正メールを送る。
「急に変なこと言わないで!報告書、途中で送っちゃったじゃない!」
「変なことか?」
不思議そうな顔でカイトが私を見る。
「俺は、本気だが」
「……っ」
もう、この男は…。