Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第64章 Moon②【番外編】
年月が流れた。
1歳半になった、リヴァイとルーナの子供。
男女の双子だった。
名前はどちらも月の神の名前。
アルテミスとセレーネ。
そしてこの2人と遊んでいるのは…
もちろんエルヴィンである。
"もう1つ夢ができたぞ。
君の子供と無邪気に遊んでみたい。
どうだ、いい夢だろう?"
あの時、叶えられなかった夢をようやく叶えたエルヴィンは、親よりも甘く、大量の玩具や服をガンガン与えていて…
ルーナもリヴァイも正直今後が思いやられている。
エルヴィンに言えばなんでも買って貰えると思って親よりもエルヴィンの言うことしか聞かなくなってしまいそうだ。
しかし、これ以上の幸せはないだろう。
あの頃の夢が、
なにもかもが、
ようやく叶ったのだ。
あの時の凄まじい苦しみを乗り越えて…
「リヴァイ…私すごく…幸せだよ。
ありがとう…」
「礼を言うのは俺の方だ。
ありがとうルーナ。
また俺の妻に、家族に、なってくれて…」
"月と太陽は出会うことができるよ、きっと。"
"愛する人が死ぬことはありえないの。
だって愛は不滅なのだから"
"真の愛に終わりはないのよ"
2人の幸福は
まだまだこれから先も
"永遠"に紡がれていく…
ーFinー