第52章 新月■

鏡についている両手も震えだし、焦らされ続けるソコも徐々に鋭敏になっていく。
早く挿れて奥まで激しく突いてほしい…
だってずっと我慢してきたんだから…

ルーナの何か言いたげな潤んだ瞳が鏡越しにリヴァイを見つめている。
リヴァイはそんな顔に早く言えとばかりに鋭く視線だけ送る。

下は煽りたてるように陰茎で弄び続ける。

「このまんまでいいのか？」

ついにルーナが恥ずかしそうに声を漏らす。

「ん…リヴァイ…」

「なんだ」

「しっ…シた…よ…」

リヴァイは口角が上がってしまいそうなのを必死に押さえ込みながら、こめかみにキスをし、耳裏を舐める。

「そうじゃねぇだろルーナ。もっとちゃんと言え」

耳元で囁かれ、理性が飛びそうになりながらも、もう我慢の限界とばかりにルーナはギュッと目を瞑りながら言う。

「リ…リヴァイを…ん…想像しながら…ああっ！」

下に指まで滑り込んできて、敏感な蕾をくるくると弄られ、声を上げる。

「想像しながら？なんだ」

いじわる…
そう思いながら必死に言葉を紡ぐ。

「あっ…ん…想像…しながらっ…
1人で…慰めてま…した……んぁあっ！！」

言った瞬間に、欲しくてたまらなかったそれに一気に突かれる。
再奥まで入り込んできたその凄まじい快感に叫ぶように喘ぐ。

「よく言った。いい子だ…」

恐る恐る鏡を見ると、散々焦らされたのはリヴァイも同じだと言うことが分かるくらいに彼の顔も卑猥に歪んでいた。
眉をひそめ、目を細め、快感に耐えるような色欲のこもったその表情はルーナの扇情的な心を射抜く。

「リヴァイ……」

「…く……ルーナ…」

リヴァイがルーナの卑猥に歪んだ顔を後ろに向かせる。
秘部は繋がったまま、吸い寄せられるようにキスをする。
互いの吐息が漏れるくらいに互いの口内を掻き回し蹂躙すれば、結合部には熱が集まるのを感じる。