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【R18】遥かな愛

第1章 始まり



やっと長い授業が終わって、はあ……力を抜く。途中寝そうになったけど、起きていられた。


先生がいなくなったから、私は黒板の字を消そうと黒板消しで文字を消す。


たくさん文字を書いてる。


消すのが大変だ。


『(それより、上の部分届くかな)』


私の身長は、あまり高いとは言えない方。


背伸びして、消そうとする。


『(無理、かも…友達に手伝ってらおう……)』


そう思った時、誰かがもうひとつの黒板消しで上の部分と、残っていた文字も消してくれた。


チラ、と見てみると藤ヶ崎くんだった。


『あ、藤ヶ崎くん…ごめん、ありがとう……』


何故か心臓をバクバクさせながらお礼を言った。でも手伝ってくれて、嬉しかった。


「ううん。僕も週番だから」


藤ヶ崎くんは、私が持っていた黒板消しをスッと、とって「綺麗にしてくる」と黒板消しを叩きに行った。


これじゃあ、藤ヶ崎くんに任せっきりだ。


どうにかして私も藤ヶ崎くんと同じくらい仕事をしたい。



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