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【R18】遥かな愛

第2章 往昔



浴槽に浸かって、疲れを癒す。


さっきの汚れが落ちるように、私は泣きながら必死に体を洗った。


夢であってほしい、と何度も願っている。


たくさん泣いて涙はもう出ないけど、まだ残っていそう。


目を閉じて、さっきの出来事を忘れようとする。


お酒で酔っ払っていたから、しょうがないかもしれないけど酷いよ。


『はあ……』


何回も自分が気づかないうちに、ため息が出てくる。


何回も心を落ち着かせようとする。でも全然落ち着かない。



早くお風呂から出て寝よう。



そしたらきっと忘れることが出来るから。

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