黄 色 の ね ず み さ ん は 溺 愛 中 …
第1章 1 章
琉乃愛side
る『るの∼!』
可愛らしい声でぴょこっと顔をのぞかせるるぅとくん。
『どうしたの?』
そう聞くと、急に眉を下げてうつむく。
る『なんか…寂しくなっちゃいまして…。』
ぼそぼそっと呟いているため、きっと迷惑がられる。そう心配しているのだろう。
そんなるぅとくんが可愛くて、思わずぎゅっと抱きしめる。
『そんな心配しなくても、いつでもかまってあげるよ?』
彼だって男の子、身長はるぅとくんの方が高いため、上目遣いのような感じになる。
る『だって…僕って寂しがりやってよく言われるから…。』
「迷惑じゃないかな…っ、て…。」とどんどん声が小さくなっていく。
『ほんとどうしたの!?今日すっごいデレデレだね!?』
いつもはクールで大人、かっこいいるぅとくん。
今日はデレデレでとっても可愛い。
る『僕だって甘えたいときくらいあるもん…。』
こうやって甘々なときだけ敬語を外す。
『えへ、可愛いね?』
そう頭をなでると
る『んぅ…好きっ…。』
お日様の暖かさと、温もりで眠くなってしまったのだろうか。
とろんとした目は完全に閉じられた。
今日も彼氏が可愛いです…。