第6章 特級呪物ー2ー
「ここにいろ」
何言われた通りにしてんだ俺は。
俺は何にビビッてる?
“死”
そうだな。学校からは死の予感がする
死ぬのは怖い
爺ちゃんも死ぬのは怖かったかな
そんな感じは全然しなかったな
俺も泣いたけど怖かったからじゃない、少し寂しかったんだ
今目の前にある「死」
と
爺ちゃんの「死」
何が違う?
ーオマエは強いから人を助けろ
伏黒「(呪いの数が増えてきた 近いな)」
プルル…
伏黒「?」
«ごめん恵、今何処?»
「4階」
«ありがと、今3階なんだけど其処の奴等祓ったら急いでそっち行く。じゃあね»
ブチッ…
伏黒「(急だったな…
見つけた!
呪物ごと取り込むつもりか!!)
クソッ
間に合わねえ!!」
短気で頑固者
見舞いなんて俺以外来やしねえ
「俺みたいになるな」?
確かにね
でもさ
爺ちゃんは正しく死ねたと思うよ
伏黒「虎杖!?」
でも。
こっちは間違った死だ!
ー増え続ける呪霊と戦う 高専一年特級呪術師宵宮零の運命は?!
呪物と取り込まれる佐々木を見つけた伏黒は?!
窓から飛び込んで来た虎杖はどうなる?!
次章「特級呪物ー3ー」へ続く