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【呪術廻戦】廻る縁

第6章 特級呪物ー2ー




『拾ったんならさっさと渡せ。さっさと帰りたいんだよ僕は』



虎杖「いや。俺は別にいいんだけどさ、先輩らが気に入ってんだよね。理由くらい説明してくんないと」

伏黒「……」







『…僕が説明する。


日本国内での怪死者・行方不明者は年の平均10000人を超えるんだよ。
その殆どが人間から溢れ出る負の感情から生まれる“呪い”による被害。

だから僕、非術s…人間は嫌いだなぁ』



虎杖「呪いぃ?」


『質問じみた事を話すな。説明する気が失せる。





特に学校や病院のような大勢の思い出に残る場所には呪いが溜まりやすいんだよ。

辛酸・後悔・恥辱。人間が記憶を反芻する度、その感情の受け皿になるからだ。





まぁ、だから学校には魔除けの意味を込めた呪物が置いてあんだよ』



虎杖「魔除け?

ならいいじゃん。何が危険なの?」



『あのねぇ、ただの魔除けじゃないからこんなに動いてんの。
まぁ用は毒で毒を制してんの。

ま、その魔除けが呪いを呼び寄せ肥えさせる餌になっちゃってるの。

オマエの高校に置かれてた呪物は特級。危険度が高ぇんだよ』


『だからこそ、だ。

















































人が死ぬのを見たいか?見たくないよねぇ。



だからさっさと 
【渡せ】』


虎杖「はいはい。
まぁ俺は別にいいんだって。




先輩に言えよ」



『(何故に恵に渡すかなぁ。操作間違えたかな?)』

伏黒「…!


中身は!?」


虎杖「だァから先輩が持ってるって!!」



伏黒「ソイツの家は!?」



虎杖「知らねえよ。たしか泉区の方…………」


伏黒「なんだ?」



虎杖「そういや今日の夜学校でアレのお札剥がすって言ってたな」

虎杖「もしかしてヤバイ?」


『ソイツら馬鹿だねぇ。











































死にたいのかなぁ?』

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