第4章 特級呪物
?「こっちだこっち!はやくしろ!
陸部の高木と西中の虎杖が勝負すんだよ!」
?「種目は!?」
?「砲丸投げ!」
『…どうする?恵。見てみる?』
伏黒「見たい?」
『僕は見たいな。何かヒントがありそう』
?「14m!!」
?「スゲー高木全然現役じゃねーか!どーする虎杖!」
佐々木「ねえ虎杖って有名なの?」
井口「眉唾だけどSASUKE全クリしたとかミルコ・クロコップの生まれ変わりだとか」
佐々木「死んでねえだろミルコ」
井口「ついたあだ名が“西中の虎”」
佐々木「……ダサくない?」
虎杖「ねえねえ。
投げ方?よく分かんねえんだけど適当でいい?」
高木「ん?まあこの際それでファウルはとらん」
高木「{すまんな短距離選手のオマエに力勝負を挑んで……だがこれで俺がどれだけ本気か伝わ}」
ドビュン!!
ゴイイイン!
虎杖「おっし。俺の勝ち」
?「虎ってよりゴリラじゃない?」
?「ピッチャー投げだったな…」
虎杖「じゃっ先生俺用事あっから。ナイススローイング」
佐々木「虎杖アンタ別に無理してオカ研残らなくてもいいのよ」
虎杖「え」
佐々木「運動部の方が才能発揮できるんじゃない?」
虎杖「いや色々あって5時までには帰りたいんだよね。でもウチ全生徒入部制じゃん。つーか先輩俺いないとロクに心霊スポットいけないじゃん」
佐々木・井口「う」
虎杖「先輩らがいいならいさせてよ。結構気に入ってんだ、オカ研の空気」
佐々木「そういうことなら私は別に」
井口「なあ」
伏黒「凄いなアイツ。呪力なし素の力でアレか。禪院先輩と同じタイプかな…」
『…恵まれてるっていいよね』
伏黒「?何か言ったか?」
『いや何も』
虎杖「ああっ!もう半過ぎてんじゃん!いそげー」
チリッ
伏黒「!!!」
『…今明らかに気配強かった』
伏黒「おいオマエ!って速すぎんだろ!!」
?「アイツ50m3秒で走るらしいぜ」
?「車かよ」
『…本気だせばあの位は誰でも出ると思うけど?』
伏黒「?」
『?』