第14章 番外編~シラフ?酔っ払い?~
皆さん、今日は不死川玄弥が酒柱・天晶桜雪について日常をお伝えします。
俺の師匠でもあるこの人はうちの兄である不死川実弥と恋仲にあります。
兄貴の前では乙女全開な桜雪さんですが、酒を飲んでいる量によって甘え方が違うんです。
いつもの朝です…ですが、今日は隣からやかましい喧嘩の声で目が覚めました。
『だからってコレはないでしょうがっ!!任務あったらどうすんのさっ!!見えないところにつけてって言ってるのか分かんないよかよっ!!』
『あァ?ンなもん…見せつけてやりゃいいだろうがァっ!!』
『あたしが嫌なのっ!!馬鹿じゃねぇのっ!!』
『馬鹿はてめェだろうがよォっ!!ンな…露出度高ェ隊服なんて着やがってェっ!!』
『それは実弥もでしょうがっ!!』
このやり取り…実は両手を…立った状態で恋人繋ぎしながらしてるんですよ??
イチャつくのか喧嘩するのかどっちかにして欲しいです。
意味が分からないです。
『桜雪さん、兄貴…そろそろ辞めろよな…朝っぱらから喧嘩すんなよ…』
呆れたように俺が言うと、2人は渋々…喧嘩を辞めるんです。
昨日だって聞きたくもない艶っぽい桜雪さんの声を聞かされたというのに…
朝からこの起こされ方はキツい…