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死にたい鬼の想い

第13章 番外編~家族~



『なるほどなぁ…桜雪もお前らもよく聞け…俺には優先すべき命の順序がある。嫁のお前ら3人、桜雪、堅気の人間、俺の順だ。』

宇髄は真面目な顔で言った。

『待って?なんであたしが入ってんの??あたしなんて最後でいいんだって!!天元の命が優先!!』

戸惑った様子で桜雪は言った。

『言っただろ?桜雪は俺の家族だ。家族を守るのは当たり前だろ?お前はこれからもド派手に騒いでド派手に酒飲んでればいいんだよ!!』

『うん……』

桜雪は頭を撫でながら言った。

その日から桜雪は毒を飲むのをやめた。

宇髄は頑固な桜雪をどう説得したのかと嫁たちに聞いたが誰も教えてくれなかった。

〖女子だけの秘密です。〗

とだけ言われるのだ。









それから数年後…

桜雪、宇髄の順に柱になった。



『桜雪は気になる人…いるの?』

『え?いや…え?いないけど…』

引越し準備を手伝っていた桜雪にまきをが唐突に言う。

『もし、これから先…好きな人が出来たら教えてね?くノ一直伝の男を悦ばせる手練手管を教えるから♡』

『それは興味あるかも…今から教えてほしいとこだね。』

桜雪はまきをに教えて貰った手練手管を使って何かを埋めるように男遊びを始めてしまう日がこの日がキッカケで始まった。

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