• テキストサイズ

死にたい鬼の想い

第1章 鬼の子



『ちょっ!!お前っ!!脱ぐなっ!!』

居酒屋の近くの宿屋に着くと桜雪は服を全て脱いで布団に入った。

ここで宇髄のイタズラ心が芽生えた。
宇髄は桜雪の隣りに布団をくっつけて桜雪の寝ている布団に紅を水で溶いて付けておいた。
宿屋にあった浴衣に着替えて布団に入った。



翌朝……

桜雪は辺りに散らばる服と布団についている赤い何か…隣りに寝ている化粧をしていない状態の宇髄が寝ている事に気がつく。

『起きたか?何、赤くなってんだぁ?』

『もしかして……ヤッた?』

気まずそうに言う桜雪。

『そりゃ〜派手にな〜』

『ぅ…あ〜~!!!』

『いいんじゃねぇの〜?相手が俺だし?』

『良くねぇっ!!』

桜雪は真っ赤になって反論している。

『秘密にしといてやるから気にすんな!』

『そりゃどうも。まぁ、やっちまったもんはしかないか……うん…』

桜雪は服を着て宇髄も着替えてお互い帰路についた。

鎹鴉が任務を伝える。

その場に向かうと……


『アンタかよ…』

実弥だった。

『俺じゃ悪ィかよっ!!』

『別に悪かねぇわっ!!とりあえず黙ってそこら辺の奴を狩れやっ!!』

なんの因縁なのか遭遇率が高い気がする桜雪であった。



/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp