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死にたい鬼の想い【鬼滅の刃 不死川実弥夢】

第11章 機能回復訓練?



翌朝…

佐藤が作ってくれた朝ご飯を食べる桜雪、実弥、玄弥。

『……』

『……』

『……』

全員、無言で食べている。

『あのさ!!』

突然、声を出したのは桜雪。

『どうしたァ?』

少し驚きつつも実弥が返事をした。

『今日、ちょっと蝶屋敷に行って炭治郎たちがしている機能回復訓練に玄弥と一緒に行こうと思うんだ。』

桜雪は味噌汁を飲み干してお椀と箸をお膳に置いてから言った。

『いいんじゃねェかァ?』

実弥はふわっと微笑んで言った。
最近の実弥はこうして玄弥に向けて優しい微笑みを浮かべる事が多くなった。

『じゃ、ご飯食べたら準備しないとだな。』

桜雪は一足先に食べ終わって別室に着替えに行った。

それに続くように玄弥、実弥の順番に着替えに行く。

『なにしてんだァ?』

実弥が桜雪の部屋に入っていくと桜雪は顔を真っ赤にしながらタンスを漁っている。

『なんで見えるとこに付けたんだよっ!!』

桜雪は顔を真っ赤にしながら実弥に腹部を指しながら抗議した。

そこには紅い所有印…

『それで…サラシを探してるってわけかァ?』

ニヤリと微笑んだ実弥は桜雪に近づいて顎を掴んで自分のほうを向かせた。

『そうだよっ!!』

『いいじゃねェかァ…アイツらに見せつけてやれ…』

『あほかっ!!』

『…っ…』

桜雪は軽くだが実弥の腹部にポスッと拳を突き入れた。

『離して…サラシ見つけなきゃ…』

桜雪は素直に離してくれた実弥から離れるとタンスに向かってサラシを見つけると腹部にもサラシを巻いて

『行ってきます…』

と言って部屋を出た。

『はぁ……やっべェ…』

実弥は桜雪が去った部屋で1人…顔を真っ赤にして桜雪のさっきの顔を思い出して密かに悶えていた。
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