第30章 終結そして、新しい未来へ
『そういえば…宇髄のところは何人子供がいるんだ?』
伊黒がふとそんな事を聞いた。
『雛鶴が3人産んで…須磨が4人…まきをが3人…10人だな。』
しれっと答える宇髄。
『やはり多いな……蜜璃はそれくらい欲しいと言うだろうか…』
と考え込んでしまった伊黒。
ちなみに…今の日本では一夫多妻制は認められない為、宇髄は認知という形にして一緒に暮らして子供達を育てて、3人の嫁とは事実婚を貫いているらしい。
『桜雪…改めてよろしく頼む…俺の子供が産まれたら…自慢し合おう…』
『うん。そうしようね。これからよろしくね。義勇…』
桜雪は突然、話しかけてきた富岡に微笑んで言った。
『おい…富岡ァ…人の嫁に気安く話しかけんじゃねェ…』
『実弥…それくらいで怒らないでよ…』
『別に怒ってねェ…』
『もう、義勇さん…そんなんだから嫌われるんですよ。』
『俺は…しのぶにも嫌われているのか?』
『私は義勇さんを嫌ってませんよ。』
ちなみに…富岡としのぶは桜雪が大学に在学中に付き合って結婚したらしい。
しのぶの膨らんだお腹の中には義勇との第一子がいる。
幸せな一時…それがあの時は予想はしていなかったがそれぞれが幸せな一時を過ごすことが出来ていた。
この時…初めて…
〖死にたい鬼の想い 〗から〖生きたい鬼の想い〗に変わることが出来たのだ。
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