第18章 新・鬼殺隊
『うん…この状況…ありですか?不死川先生…』
『ありだろォ?』
桜雪は入学式が終わってから1週間後…
数学準備室に呼ばれた。
そして、鍵をかけた実弥は桜雪に壁ドンをかましてきている。
『いやいや…分かるよ?無惨をあの時、完全に倒さなかったとこまでは!!』
『だったら、話は早いだろォ?入れよ。』
実は…国から機密組織として認められた鬼殺隊が今現代ではあるらしく、そこに入れというお誘いなのだが、まず…
『なんで…壁ドンされてんのっ!!今の実弥はっ!!傷一つないからかなりの破壊力だよっ!?分かってるっ!?』
『はァ?んなもん…知らねェよ…で?どうすんだ?』
『絶対!!分かってやってるよね!?ワザとだよねっ!!この距離!!』
『だったらなんだァ?キスでもしてやりゃいいかァ?勝手に死にやがって…』
『いや、マジでそれはごめんて…死ぬと思わなかったもん…てかさっ!!入るのは良いけど…あたし、未成年だよ?しかも!!人間だよ?呼吸つかえないしっ!!』
『シラフで使えなかったら…風の呼吸を覚えたらいいだろォ?』
『いやいや…死ぬ…実弥の稽古を受けたら確実に死ぬ…』
『だったら…意地でもシラフで出来るようになれ…』
『待って?入る事は確定?』
『当たり前だァ…』
『うそん…』
という訳で新・鬼殺隊に入隊することになり、昔と変わらず実弥の恋人として生きることになった桜雪であった。