第16章 最終決戦、そして…未来へ
ついに鬼舞辻無惨との闘いが始まった。
鬼の出現が少なくなり、柱稽古をしていたら突然、産屋敷邸から聞こえた爆音。
そして、無惨と共に柱含めた隊士たちは無限城に移動させられた。
実弥の腰には…桜雪の刀と己の刀がある。
そして、あの手のひらサイズの瓢箪も桜雪の刀についている。
『桜雪…お前の想いも一緒に連れていくからな…』
実弥はそう呟くと…桜雪の刀を抜き…
『肆ノ型…龍泉・八重咲楽…』
と言った。
桜が舞ってその桜が龍の形になり、無惨に向かっていく。
実弥は玄弥との稽古で桜雪の呼吸を壱と肆だけ使えるようになっていた。
どうしても…桜雪の想いは持っていきたかったが為に意地になって取得したのだ。
『肆ノ型 打ち潮っ!!』
と炭治郎が技を放てば
『弐ノ型 御影梅…』
と栗花落カナヲが放つ。
要は袋叩き作戦。
これは桜雪が生前に話していた作戦。
無惨が回復をする前に皆で袋叩きにすれば切り刻む事ができるのではないかという事だった。
無惨の倒し方としては日光に当てる方が確実に殺せると桜雪は言った。