皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第48章 特別扱い 【ユースタス・キャプテンキッド】
怖くなり、半泣きになってしまった。
「きゃ、キャプテン、一緒に行ってくださいい~っ!!」
キッド「あぁ、だから待ってろ。」
頭を撫でられ、キャプテンは片付けに戻った。
*
「っ…。」
キッド「…」
キャプテンの片付けが終わり、街に出てきた。私は怖くてずっとキャプテンの腕を掴んでいた。周りの人が皆「人食い人」に見えてしまう。
キッド「おら、ここだろ。」
「!…あ…。」
いつもならお店の外で待っていてくれるキャプテン。
キッド「…わーったよ。」
「!…」
怖くていつまでも腕を離せずにいると、お店の中までついてきてくれた。