皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第48章 特別扱い 【ユースタス・キャプテンキッド】
「ん…んん…届か…ないっ…!」
キッド「何やってんだ。」
「!…キャプテン…あのお鍋取れなくて…。」
キッド「…はぁ…おらよ。」
「ありがとうございます!」
キッド「…」
夕食よりは少し早い時間。今日はたくさん作ろうと思い、棚にしまってある大きなお鍋を取ろうした。でも背が足りなくて届かなくて困っていたところだった。
「…」(キャプテン、優しい。)
キャプテンとは、1年前、山賊に襲われていたところを助けてもらった。それからこの人に恩返しがしたいと思い、半ば強引に船に乗せてもらった。