皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第47章 似ている人 【トラファルガー・ロー】
ロー「まぁ、そのまんまでいいんじゃねぇのか?」
「なんでですかぁ…迷惑かかっちゃうし…。」
ポンポンッと頭を撫でられ、キャプテンはまた笑った。
「…キャプテンは…怒らないんですか…?」
ロー「怒られてぇのか?」
「!…そ、そうじゃないです…けど……だって…熱くてコーヒー吹いちゃったり…服…燃やしちゃったり……何もないところで転んだり…。」
ロー「…まぁ…慣れてるからな。」
「…」(慣れ…てる…?)
ロー「…俺の知り合いに、そういう人がいたからな。慣れてる、だから怒りゃしねぇよ。」
「…そ…そうですか…!どんな人だったんですか?」
ロー「フッ…知りてぇか?」
「はいっ!」
キャプテンは、自分のことをあまり話したがらない。でも"知り合い"の人のことを話すと、すごく嬉しそうに話してくれた。
似ている人 Fin