第33章 鈍感　【ユースタス・キャプテンキッド】

｢！…｣

海賊B｢コイツの命が欲しかったら、今すぐ宝持ってこい！！｣

キッド｢…｣

海賊A｢へへっ！戻って取ってこい！！｣

｢…｣(船長……。)

キッド｢ナツキ。｣

｢！…はい……。｣

キッド｢気、しっかり持っとけ。｣

｢…え……。｣


すると、船長の方からもの凄い覇気が感じられた。


｢っ…！｣(覇王色の覇気……。)


気をしっかり保っていても膝をついてしまう。2人の海賊達は気絶していた。


キラー｢相変わらず、凄い覇気だな。｣

キッド｢フッ…。｣

｢っ…。｣


船長は私に近づいてきた。


｢せ、船長……すみませ……｣

キッド｢…｣


船長は何も言わずに私を抱き抱えた。


｢！…｣

キッド｢……帰んぞ。｣

｢は、はい。すみませんでした…。｣

キラー｢フッ…キッド、もの凄い心配してたぞ。｣

キッド｢してねぇ。｣

キラー｢フッ…。｣

｢あの……船長。｣