第4章 ぱらぱら
むにーーーー。
(澁澤さん力強すぎ···)
(深い深い海の色···私を助けたような色)
☆☆☆
むにむにーーーー。
(今度は頬掴んでる···爪が長いから傷出来ちゃうな~···っ)
···ガリッ
「いたっ」
思わず澁澤さんの手を離した。
「···いたい」
「ったー。澁澤さん爪長いから切りませんか?」
「私の爪は長いかい?」
「長すぎDeath☆」
きょとん····。
「······」
「あっ···やっちまった··?」
「ははっ。···天音は愉快だね」
「笑った~···澁澤さんの笑顔はレアですね」
「私の笑顔が見たいのかい?」
「そりゃレアですから」
ニタァ
「·····」
ぞわわっ
「悪魔の笑顔···あっまた私ったら!//」
「また来てくれるかい?」