• テキストサイズ

独歩吟客-囁か-

第3章 ひらひら



こくり··こくり
「すぅ···すぅ···」

「····寝てる」

最近国木田さんも筆を取って書いてるらしい

内容は知らないが、でも

(凄いよな···。あっそう言えば前に頂いた箱開けてないな)


かららら
シュルッ··。
パカッ

シャラッ。
「わぁ···ネックレスにイヤリング···綺麗な青··」

思わず見惚れた。

きょろきょろ
(国木田さんが起きない内に)

たたた


ふっ
「·····ぅっ」

目を覚ます

ぷるぷる
(いかんいかん、うたた寝などはいけな····い)

その時俺は初めて芽生えた感情を認めた。


鏡に写る花嫁は嬉しそうにネックレスをしていた

がたん

びくっ
「えっ!?··国木田さん起きたんですか?」

ぐいっ
「きゃっ···!」

国木田さんの手に引かれ私は抱きしめられた。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp