第2章 ケッコンシキジョウ
かくかくしかじか
「と、言うことなんです!」
「·····」
「国木田さん?」
ぽむ··なでこなでこ
「お前に任せて正解だな。だが無茶は良くないぞ」
「はい!」
その誰にでも振りまく笑顔に太宰も澁澤先生も·····
「さて。最後の撮影終わらせるぞ」
「はい!」
その撮影後
出来上がった写真集は見事な重版をこなしたらしい。
そのお陰か。
国木田さんまでもが良く撮影に呼ばれるようになった
だが私は他の先生達の原稿取りもあり
なかなか国木田さんと話をする時間はなかった
ーーーーー···
ガチャ
「···ぁっ」
「···すぅ···すぅ···」
久しぶりに国木田さんを見た
(机に突っ伏して寝てる)