第2章 ケッコンシキジョウ
このまま天音を閉じ込めてしまうかと思った
あまりにも眩しくて
「国木田さん」
「なんだ?」
きゅっ
「今は私しかいません、そして国木田さんの担当でもあります。だから思い切り国木田さんを出してください」
とくん。
「天音···(しっかりしてる)そうだな、よろしく頼むぞ花嫁」
「は、はい!//」
「そしたら一旦休憩に入りましょうか、休憩終えたらまた花嫁の衣装を着替えます」
「すみません、その衣装は私が決めてもいいですか?」
「問題ありませんよ!」
「ならそうします、天音」
ぴっ
「はい!」
「俺が選んだ衣装。着てくれないか」
「はい!」
ふわ
「お利口さんだな天音」
どきっ
「·····っ」
不意打ちの優しい笑みが私には強すぎる