第13章 血気術にかかった私と貴方の話
炎柱である彼と恋仲の私に訪れたハプニング。
タイミング良く襲われて変態の鬼に掛けられた血気術。
20代の私が10才に満たない身体にされてしまった。
胸の膨らみは無くなり、手足も小さくなり着物も布と化した。
杏寿郎が慌てて駆け寄るといつもの力で肩を掴むから
『ぃたい!!身体小さくなっちゃったんだから、気をつけてよ!骨折れちゃう!』
『憂なのか、こんな小さな姿になってしまったのか、、胡蝶の所に行ってみるか、すまないがしっかりしがみ付いていてくれ!急ぐぞ!』
担ぎあげられ私はぎゅっと目を瞑りしがみ付く。
『胡蝶は居るか‼︎』
『あら?煉獄さん、どうなされたんですか?肩の女の子は?』
『手短に言うと憂が血気術にかかって小さくなってしまった!念の為見てはくれないか?』
『分かりました。では煉獄さんは廊下へ』
『何故だ?俺も憂が心配なのだが』
『煉獄さん、今は身体が縮んでしまって服が無いので、とりあえず廊下でお待ちくださいね、覗いてはダメですよ!』
むぅ、と解せないとでもいい出そうな顔で渋々と出て行く
布もとい着物を身体に巻きつけていた為
子供用の着物を持ってきてもらい着る。
『んー、特に変わった所も見た目だけなので、様子見てもらう形で大丈夫ですよー、小さくても可愛いですね!』
撫で撫でしながら子供扱いされてしまう。
『時間が経たないとダメかぁー、あの鬼本当変態!幼女しかしかもは美人な子しか狙わない変態鬼の呪いなんて、いやー!』
『まぁ、大丈夫だと思うんですが、その身体で余り無理な事はしない方がいいですよ?』
『無理な事?例えば?』
『んー、性行ですね、』
『杏寿郎はこんなちっぱいの子供になんて欲情しないよー、ヤダなぁ』
『んーー、そこはきっと関係無いんですけどもー、私はいいましたからね!』
胡蝶の説明もざっくりと聞いて暫くはゆっくりしようと
心に決めた。