第8章 ヒメゴト[煉獄兄妹*近親相姦]
文化祭1日目が終わり夜になると3人は夕飯を食べる為に街へ出ていた。
『杏にぃ、千にい、何食べる??』
『俺は腹がいっぱいになってうまい物なら何でも良い!』
『杏にぃはいつもそう言うね!千にぃは??』
ケータイを取り出して何やら打っている。
『ごめん!兄さん憂ちょっと用事が出来たから、2人でご飯食べて来て!遅くならない様にするから!』
そう言って走って言ってしまった。余程早く行きたかったのだろう。
『!彼女かな?』
『よもや!千寿郎もそんな年頃になってしまったのか!』
『…杏にぃは、彼女居ないの…?』
恐る恐る聞いてみる、ここで居ると言われてしまえば泣きたくなるし、この後ヤケ食い決定である。
『告白をされる事は良くあるな!だが、どの子とも付き合うまでは行かないな、それに剣道をやっていてデート出来る時間も余りないからきっと飽きられてしまうだろう!』
『!そんな事ないよ!剣道やってるにぃは格好良いよ!憂が居るよ!』
[きょうにぃー!憂ね、おっきくなったらきょうにぃのおよめさんなるぅ〜!うちゅーいちダイスキ!]
そう言って小さな手を差し伸べて笑った押さない君を今でも覚えていると言ったら、笑うだろうか
『そうか!憂が居ればいいぞ!』
頭を撫でればもう子供じゃないよ!と膨れて笑う憂
(冗談では無いんだけどな、)
今はまだ心の中だけ。