第4章 家族の色は何色ですか?
気がつくと横に寝かされていた。
燃える様な模様が入った羽織が視界に入り頭の下には着流し姿の
杏寿郎が目を瞑っていた。
『(暖かくて、いつの間にか寝てしまったのね、ふわふわな毛だなぁ、睫毛も長いし、綺麗な顔。)お疲れ様でした。』
ぱちっ、
『おはよう、憂良く寝ていたな。身体は辛く無いか?』
『えぇ、まさか杏寿郎さんに膝枕をしてもらう日が来るとは、夢にまで思いませんでしたよ、ありがとうございます』
下から見上げ、にっこり笑う。
『君から、さん付けされると、なんだかこそばゆいな///今日は健診どうだったのだ?』
『えぇ、2人ともすくすく育っているようですよ、』
『そうか!そうか!2人とも大きくなっておるか!!よもや、よも…
??よもっ?ふたり??・・・・‼︎‼︎よもやーーーーー!!!!』
ドタバタ!!スパーン!
『『杏寿郎!五月蝿いぞ!/ 兄上何事ですか!?』』
襖を開け2人が入ってきたので、ゆっくりと、身体を起こした。
『父上!千寿郎!憂が身籠っているんだ!』
『お前は何を今更言ってるんだ、』
『変な物でも拾い食いされたのですか?兄上、』
『うむ!言い方が違ったな!憂が双子を身籠っているんだ!』
ドヤ寿郎降臨!
『!!本当か!?』
驚き過ぎてビックリ顔の槇寿郎。
『はい、今日お医者様に言われましたので、確かかと思われます』
『姉上!おめでとうございます!オレ楽しみです!』
『よし!今日は皆で名前の候補を出そうぞ!』
『そうだな!2人となれば候補も多数だ!!』
『まずは、夕餉を食べながら考えましょう!!』
同じ顔が喜んでいると
見てるこちらもホワホワしてくるのだった。