• テキストサイズ

貴方の色に染めて[鬼滅]

第3章 夫婦の色は何色ですか?


『んぅ、…(あったかい、杏寿郎体温高くて気持ちい)』

もぞもぞ動いて胸筋にピッタリとくっ付き頭をウリウリする。

『ん、憂?擽ったい、ぉはよう』

朝の少し掠れた声がなんとも言えない。キュンとする。自分だけしか知らない。優越感。サイコーだな!!
ムフフと笑いある事に気づいた。

『ひゃあ///杏寿郎さん!ちり紙を取ってください///』

動いた事でナカからツウーと出てきてしまった。
お布団汚さなくて良かった。
『よもや、よもやだ!沢山出したからな!出て来てしまったか!風呂でも行くか!きっと千寿郎が用意してくれているからな!』

流石千寿郎だ!はっはっは!と笑っているが
(恥ずか死ぬ///顔見れない///〜〜〜)
『杏寿郎は恥ずかしくないの??』
『?当然だ!夫婦ならば情事は大事な事だからな!恥ずかしい事ではない!!』

そ、そうか、流石杏寿郎だ。真っ直ぐな人なんだよね、

『父上が起きてくる前に行こう。』
近くにあった襦袢を私に着せて前を合わせ、杏寿郎も夜着をきると
横抱きで部屋をでる。
(誰とも出会いません様に!早くお風呂場着いて!!///)
ギシっ、願い虚しく槇寿郎さんと鉢合わせる。

『父上!おはようございます!』
『ぉ、、おはようございます///すみませんこんな格好で///』
真っ赤になって手で顔を隠す、ぷしゅーと音が聞こえて来そうだ。

『…ん、おはよう。杏寿郎あまり無理をさせるなよ、体力の差を考えなさい。』
そう言って部屋へ戻って行った。
『はい!分かっています!』

本当に分かっているのか疑わしい返答だったが、杏寿郎は心なしか嬉しそうだ。

長い間寂しかった期間があったが故に今こうして家族の会話に喜んでいるのだ。時間を取り戻す様に。人一倍家族を大切に思っている彼の事だ。
新しく増える家族にも大きな愛情を注ぐのだろう。

まだ見ぬ未来に思いを馳せて。
今日も一日が始まる。



/ 229ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp