第24章 ヒメゴト⑦【コスプレごっこ】
『初めてこの部屋に来た記念日だから、ちゃんとしたの食べさせたかった…エプロンも汚れちゃったし、』
大学を卒業した後に一人暮らしをさせてもらっていた。
長男だからいずれは家に戻るのだから外で経験させてもいいんじゃないかとの両親判断だった。
週末憂が大きめのバックをぶら下げて泊まりに来たのだった。
普通の恋人の様な、新婚のような感覚に、理性が飛んでしまった。
『引っ越してからひと月振りで嬉しくなってしまったようだ、もうしないから機嫌を直してくれ』
『私も寂しかったから、休み中はずっと、くっ付いて、た、いなぁーなんて、怒ってないし、それに、色々持ってきたの…///』
思いもよらない憂の告白に眼がギラっとしてしまったのは、内緒だ。
確かに持ってきたキャリーケースは大きめだった、女の子だから荷物が多いんだなくらいにしか考えて無かった。
『あっ!あとね!夏に海に行くかもしれないから水着も買ったの!
』
目の前に並べられた水着達、白や黒に花柄全部がビキニだった。
『どれも似合うと思うが、うむ、生地が心許ないな!中身が出てしまうのではないか?こんな生地で大事な部分が護れるのか!?』
『中身って、もう、戦う訳じゃないから出ないよ?どれが好き??』
水着を真剣な眼差しで見つめると黒を指差した。
『これが、いいと思うぞ!誰と海に行くんだ?』
『へぇー意外だなぁ。…?え?杏寿郎とだよ??』
何を当たり前な事を聞いてるの?とでも言いたげな顔をしている憂
『…今年からは教員になってしまったから、当番制で学校へ行ったり夏期講習も行ったりで夏休みはないんだ。』
『?!じゃあ、この水着達の出番は無しって事か、ショック過ぎる。』
水着を手にしょぼんと項垂れる
『…!憂着替えてくれないか?これをきてしよう?』
『部屋で?それなら下着でいいんじゃない?』
『お風呂でなら、水着でいいだろ?』
『///ぅん、わかった』
2人で水着に着替える、流石に浮き輪は無理なので温水プールのようだった。
『杏寿郎、どう?似合う?』
『やっぱり生地が少ないな、ほらもうここ勃ってる、』
スリスリと乳首を水着越しに刺激してくる
水着をずらしてぷるんと溢れさせると吸い付く。
コロコロと転がされ舌のザラザラした感触に身を捩る。