第17章 獅子と猫の鬼ごっこ[蜜月篇]
あの事件からひと月が経ち
私達は祝言を挙げた。
御館様の計らいで煉獄家の近くに御屋敷をいただいた。
『これで俺達も夫婦になったな、』
『はい、旦那様ですね、』
『うむ、なかなか擽ったいな!それより憂!新婚である今を"蜜月"とも表現するらしい!』
『///はぃ、知っています。(宇髄さんの奥さん達に教わったから大丈夫な筈)っ杏寿郎さん、///憂の、全てを捧げます///』
布団の上に膝立ちし、着物の前を開く。
『ん"ん"っ!!!』
杏寿郎はびっくりして変な声を出して憂の着物を閉める
『っ!やっぱりこんな貧相な身体嫌ですよね、ごめんなさい!』
杏寿郎が変な声を出し、私の裸を見てくれなかった事に羞恥で涙が溢れる
『憂!違うんだ、君の身体は素晴らしいんだが、よもや、こんな大胆に晒されるとは思わなかったんだ、』
『宇髄さんの奥さん達に初夜はこうした方がいいって言われたので、///はしたなかったですよね、』
『宇髄の差金か…憂もう一度見せてくれないか?』
『///杏寿郎さんが、望むなら、っ///』
先程の様に前を開く、空気に肌が触れ粟立つ、
『っ、綺麗だ、憂、脱いでごらん?』
月夜に照らされ、袖を抜く姿さえも妖艶だった。
杏寿郎の瞳に見つめられているだけで、変な気持ちになった
視姦されている事にバクバクと心臓が鳴る。飛び出してしまいそうだった。
『そんなに、見つめないで、ください、』
潤んだ瞳に理性が切れた