第8章 偽りの食事会
ーグチュンッ!ヌプヌプヌプッ…
「やっ…あ"あ"っ!っ…はぁ、ゔぅ…!」
「ぐっ…あ"っ…」
ずぶりと突き挿れられて、グリグリっと腰を押し付けられる。
「ひっ…うっ…奥っ、やぁ…」
子宮の入り口を揺さぶられると、あまりの快感に声を抑えられなくなる。
背を弓形に逸らして喘ぐ私の腰を強く掴むと、信長様は一心不乱に腰を打ちつけ始める。
片脚を抱えられて、深く奥まで抉るように抜き挿しされると、気持ちが良すぎて、甲高い喘ぎ声が自然と口から漏れる。
激しい抽挿に身体を揺すぶられ、次々と襲ってくる快感に何も考えられなくなって……夢中で信長様の首に腕を回して縋りつく。
「っ…朱里っ…」
「あぁ…信長さま…んっ…激しっ…」
薄闇が迫る路地裏で、着物の裾を乱し、獣のように交わる。
ひと気のない静かな場所に、パンパンと肌を打つ生々しい音とじゅぶじゅぶっという艶めかしい水音だけが響く。
音だけで、身も心も無理矢理に犯されているような気分になる。
繋がった部分から、トロリと蜜が滴り、太ももを伝い落ちていく。
トロリ トロリ
とどまることを知らず垂れ落ちる淫らな雫は、熱くねっとりと絡みつき、私の理性を吹き飛ばす。
声を抑えるように言われたことすら忘れた私は、信長様から与えられる激しくも濃厚な愛撫に、流されるままに乱れた声を上げ、快楽という名の罰をその身に受けたのだった。
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路地裏での激しい情事の後、歩くこともままならなくなった私を、信長様は軽々と抱き上げて城へと戻られた。
乱れた着物はその場で直して下さったけれど、着物の下の身体は情事の名残りで、ぐじゅぐじゅに蕩けていて……城内で人とすれ違うたびに、その甘い匂いを気付かれてしまわぬかと、気が気ではなかった。
恥ずかしさで泣きそうになる私を見て、信長様はニヤリと意地悪そうに笑う。
怒りに満ちていた顔は、いつの間にか余裕たっぷりのいつもの信長様の顔になっていた。
「俺を欺いた罰だ。これに懲りたら、二度と嘘など吐くでない。
次はこんなものでは済まんぞ?」
(うぅ…これ以上のお仕置きなんて…無理っ…)
私の初めての友人との外出は、信長様には二度と嘘なんて吐けない、次はないと、身を持って知ることとなり、忘れられぬ一日となったのだった。