第11章 竈門炭治郎
時が過ぎるのは早く、前の柱合会議から半年が経っていた
:「今日の柱合会議はどうだったんですか?」
と杏寿郎は毎晩寝る前に縁側で話すのが日課になっていた。
杏:「鬼を連れた鬼殺隊士がいた!尊敬するお館様であるが、理解できないお考えだった!」
:「鬼を…どんな子なんですか?」
杏:「不死川に頭突きをくらわせるような子供だった!連れていた鬼は妹らしい!怪我をしていたため明日にでも蝶屋敷で会うだろう!」
:「あの不死川さんに、頭突きを…。あら、そうなんですか?では明日直接話を聞いてみましょうかね。」
杏:「あぁ!そうするといい!して!!」
:「はい?」
杏:「不死川と何かあったか?」
:「え!?い、いいえ?何もないですよ?」
杏:「むむ、やはり何かあったのだな、嘘はいけないぞ?」
は堪忍して隔離されていた夜のことを話すと、杏寿郎は嫉妬をし、を激しく愛した。
翌日、蝶屋敷にて
:「失礼しますよ。具合はどうですか?炭治郎くん」
炭:(初めて見るな…誰だろう…ものすごく、優しい匂いがする)
炭:「まだ傷が少し痛みます。あのあなたは…」
善:「いぃぃぃぃやぁぁぁぁ!炭治郎!この綺麗な女の人誰なの!?すごぉぉぉく美人ですねぇぇぇ!俺と結婚してぇぇぇぇ!」
は目をパチクリして驚いていた。
炭:「善逸、やめないか!なんでそう恥を晒すんだ!」
:「うふふ、善逸くんて言うのね、ごめんなさいね、もう心に決めた方がいるのよ。」
善:「うっっひょぉぉぉぉぉぉ!おおおお俺の名前を呼んでくれたぁぁぁぁぁ!笑った顔もすごく可愛いですねぇぇぇ!俺はそれでも全然構いませんよぉぉぉぉ!」
が少し困った顔をし始めた。
炭:「困ってるんだ!善逸にも困ってる音が聞こえるだろ!やめるんだ!」
善:「ほんとだぁぁぁ、ごめんねぇぇぇぇ」
:「いいのよ、私は蝶屋敷の手伝いをしてるよ、好きなように呼んでくれて構わないわ。」
はにっこりと微笑んだ。