第16章 見つけた
そしてその夜、伊黒夫妻の店で杏寿郎達の飲み会が開かれたのだった。
小:「蜜璃、店を閉めるぞ」
蜜:「はい!煉獄さん達貸切にしますから、思う存分楽しんでってくださいね!」
宇:「すまねぇな。伊黒たちもこっちにこいよ」
小:「おい煉獄、さっき朝に会ったと言ったな。昼間店に来たぞ」
不:「なんでもっと早く言わねェ。そしてお前なんて地獄耳なんだァ。」
小:「俺の耳をなめるな。一体どんな客がどのくらいの時間どんな話を蜜璃としているのか、毎日全て聞いているからな。口説いたりしたらただじゃおかない。」
冨:「…こわいな…」
不:「これだけは冨岡に同意だなァ。」
杏:「伊黒、がここにきたのは本当か?」
小:「この俺を疑うつもりか?」
杏:「そうではない。何度来たことがある?誰ときた?どこの病院で働いている?」
小:「そうネチネチと質問攻めにするな。頭痛がしてくるんだが。」
不:「一体どの口がいってやがるんだァ。」
蜜:「今日が初めてよ!遊さんと来て、あ、遊さんは2回目だったんだけど
ね!2人ともしのぶちゃんと同じ病院で働いてるみたいなの!でも、ちゃんは記憶がないみたいなの…。」
杏:「うむ、やはりそうか…。」
小:「確かに記憶はないようだったが、怜の名前を出していた。怜と現世でも何かしらの繋がりがあるんだろう。」
宇:「こんだけ全員が何かしら繋がりを持ってんだ。千坊に聞けば、何かしら怜と繋がりがあるんじゃねぇか?」
杏:「そういえば今日はクラス替えだと言っていたな!早速帰って聞いてみよう!」
杏寿郎は光の速さで帰っていった。
蜜:「…あの、千寿郎くんに聞いてから、煉獄さんはどうするつもりなんでしょうか…」
宇:「煉獄のことだから何しでかすか、派手に予想がつかねぇ」
それからしばらく五人は少し飲んでから遅くならないうちに解散した。