第16章 見つけた
:「今日はどうされました?」
患者A「ずっと腰が痛くて…」
:「ちょっと失礼しますね…おそらく筋肉が固まってしまってるからですね、筋肉を柔らかくする注射を打ちますね。薬も出しておくのでしばらく飲んでみてください。」
患者A:「分かりました。」
この調子でいろんな患者が来る。ここは総合病院のため他の医者もいるが、担当はそれぞれなのでそれなりに忙しい。
ナースA:「先生、そろそろ休憩どうぞ!」
:「あ、もうそんな時間、教えてくれてありがとう。」
はロッカーへと向かった。
:「ふぅ…。」
遊:「おつかれ。今日忙しいよな。」
:「うん、大きな病気はないんだけどね。」
遊:「まぁちょこちょこ忙しいのもそれはそれで疲れるよな。これから飯?」
:「そうなんだよね。あ、うん、そう。」
遊:「じゃあ奢るよ。食堂行く?それとも近くに食べ行く?」
:「ほんと?やった!近くにいいとこなんてある?」
遊:「いいとこ見つけたんだ。夫婦でやってる店で盛りが良くて美味いんだよ。」
:「じゃあそこに行こう。」
2人はそういうと伊黒夫妻がやっている店へと向かった。
その様子を見ていたナース達は
ナースB:「先生と遊先生って本当にお似合いだよね、2人とも優しくて美男美女で。」
ナースC:「でも、遊さんて薬剤師の胡蝶さんと付き合ってるって噂じゃない?」
ナースB:「胡蝶さんが遊さんを好きなだけじゃないの?付き合ってるまで行ってるの?」
ナースC:「まぁ付き合ってるのに、女性の先生と2人でご飯は行かないか。」
胡:「楽しそうですね、その話。私も混ぜてくれませんか?」
しのぶのこめかみには青筋が浮かんでいた。
ナースB:「!?さっき違う先生に呼ばれてるんでした!」
ナースC:「わ、私も!!」
2人は瞬く間にどこかへ行ってしまった。
胡:「あらあら、ただ一緒に話がしたかっただけなんですけどね。」