第14章 幸福
それから杏寿郎が無限列車へと乗り込み、の後を追うようにして逝ったのは2週間後のことだった。
それから、炭治郎達は死んでいった者たちの想いを胸に鬼舞辻無惨を倒した。
そして、怜と千寿郎は祝言を挙げ、と杏寿郎の墓に来た。
怜:「先生、終わりました。全て。私も、先生と同じくらいの位置までくることができました。あとは超えるだけです。見ていてください。先生が治せなかった病も治せるような医者になりますから。あともう一つ私も結婚したんです。2人でこれから力を合わせていろんなことを乗り越えていきます。"兄上"と"姉上"のように。」
千:「兄上、僕はもう1人じゃないので、安心してください。父上も、怜もいます。僕たちも、兄上と姉上のようになれるよう頑張りますから、どうか見守っていてください。」
、杏:「「おめでとう」」
2人にはそんな声が聞こえた気がした。