第5章 コラボ企画 鬼滅夢 『泡沫に蓮の華』
月明かりが二人を包む。
再びの口付けは那岐から。
触れるだけの軽い口付けを巌勝の顔に降らせる。
唇に目蓋に頬に。
優しい口付けは、いとおしいと伝えているようで……
「巌勝様……///」
熱の籠る視線は俺を捕らえて離さない……
抱き寄せた彼女の体は白く、細く、柔い。
「那岐……」
互いに求めるものは同じだった。
溢れる快感も感情も。
「愛してます……///」
「あぁ。俺もだ……」
行為が終わっても、二人は抱き寄せ合い、眠りについた。
とても、満ち足りていた。
そうして、二人は夫婦になった。
-了-