第3章 想い、想われ リクエスト銀魂 土方夢
銀時「多串くん居る?」
「は?」
沖田「万屋の旦那じゃないですかい」
銀時「よお、沖田君。こいつ新入り?」
沖田「おおっ、那岐!久し振りでさぁ!」
那岐「総悟」
銀時「何々?昔馴染みってやつ?」
沖田「そうでさぁ。こいつは霜月那岐(しもつき なぎ)俺らと同じ真撰組の古参でさぁ」
銀時「へぇ、見かけによらないな」
沖田「可愛いからって迂闊に手出さないでくだせぇよ?何てったって那岐も相当の異名持ちっすから」
銀時「へぇ、因みに何て?」
沖田「百人斬りの阿修羅でさぁ」
那岐「そういうの良いから。さっきから誰なんだ?アンタ」
銀時「俺、坂田銀時。近くで万屋ぎんちゃんって店持ってんの。以後よろしくっておい!」
那岐「生憎暇じゃないんで。総悟、トシは?」
沖田「近藤さんと屯所でさぁ」
那岐「了ー解」
踵を返し、屯所へ向けて歩き出す那岐。
銀時「っかぁー。にしても美人だなぁおい」
沖田「男っすよ?」
銀時「分かってないなぁ。ああいう美人がいたら男だって構やしない奴だっているってこった」