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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第1章 見果てぬ恋 リクエスト鬼滅 累夢


義勇「何?」

冨岡さんに助け出された私と弟には身寄りがなく、二人生きて行く為に私は鬼殺隊員になり、久方ぶりに帰郷した際に変わり果てた弟の姿を見て驚愕した。

弟は鬼になっていた。
正気を失っていた。
私のことも覚えておらず、ただ餌が来たと言わんばかりに涎を垂らして向かって来た。

那岐「弟が鬼になったのは去年の暮れです。弟は土地勘のない旅人を喰らっていました。これ以上被害が広がらない様に私が殺しました……」

する。

私の話を聞いている間に冨岡さんの拘束が緩む。

すく。

立ち上がり、累の灰を掴み上げる。

那岐「鬼はうかばれませんね。弟も、累も……」

はっ。

ばっ、ザシュ。

抜き身だった冨岡さんの日輪刀に飛び込み、腹に突き刺す。

義勇「馬鹿が!…呼吸を使え、出血を止めるんだ」

那岐「止めないで下さい。これで、あの子達と同じ所に行けるんです……」

義勇「自ら生きる事を放棄するのか」

那岐「私は奪うことしか出来なかったから、その報いを受けるんです。げほっ…」

ごぽりと血を一緒に吐き出して、私は事切れた。

終了。

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