第1章 見果てぬ恋 リクエスト鬼滅 累夢
〇〇〇
那岐「はあ…」
何とか雫波紋突きで繭玉から抜け出せた。
那岐「さてと、鬼の気配は…こっちかな?」
この那田蜘蛛山に入ってすぐ隊員たちの悲鳴を聞いて駆けつけたら、まるで白装束でも着ているような全身真っ白な少女の鬼に繭玉へと封じ込められたのだ。
まったく油断していた訳ではないが、こうも容易く敵の術中に嵌まるとは…
あの人に追い付くのはいつになることやら…
私には目標としている人がいる。
その人は私と3つしか年が違わないのに柱という大役を背負っている。
那岐「いつか追い付けるかな…」
あっち、何か騒がしいな。